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自分がいいと思ったものを、マイペースに無理なく撮り続ける。感性溢れるスイーツインスタグラファー@asu_chin

カフェ巡りの記録やご自宅でつくるスイーツの写真をアップし、そのセンス溢れる写真で多くの人を魅了するasu_chinさん。

最近はカフェスイーツを紹介するブログも始め、一層活躍の場を広げている。ふわふわと流れに身をまかせながらも、明確に自分の軸がある彼女に、Instagramを始めた経緯からその向き合い方、こだわりの写真補正方法などについて話を聞いた。

asu_chinさんがInstagramを始めたのは約6年ほど前。今は素敵なスイーツの写真が並んでいるが、もともとはインテリア雑貨やアンティークなものが好きで、最初はそういったお店や雑貨などをアップしていたという。

asu_chinさん
当時、アンティーク好きの友達がInstagramを教えてくれたんですが、その友達が行ったお店やアンティーク雑貨などを載せておしゃれに使っていていいなと思ったんです。いざ始めてみると、全然知らない土地の人と繋がってやり取りをするのがおもしろいなと思って。
Insatgaramにはまったというよりは、生活の一部としてやるようになった感じですね。

日々の記録として、自分が好きなものを更新していたというasu_chinさん。始めて数ヶ月程で、周りからの反応を感じ始めた。

asu_chinさん
Instagramを始めて数ヶ月目くらいからですかね…徐々にフォロワーが増えて、いいねやコメント等の反応もそれまでより多くいただくようになりました。
急激にフォロワーや反応が増えるとやっぱり嬉しいし、初めの頃はそういったフォロワーさんからの声をきっかけにもっと撮ろうかなという気持ちになったと思います。

びっくりするのが、今は人気なアカウントでも初期からみると写真の成長過程を感じられることが多いのだが、asu_chinさんの場合、今とテイストは違うものの初期から“センスの良さ”が滲みでていることだ。おそらく写真以前に、センスのいい人なのだと感じさせられる。

これまでコンスタントに続けてこれた秘訣についても話してくれた。

asu_chinさん
自分のペースで、というのがモットーですかね。
投稿しなきゃっていう義務感ではなくて、とにかく写真を撮って投稿するのが楽しい、やりたいからやるという感じでずっと続けてきました。逆に気分じゃないときはやらない。

写真撮影の依頼やPRの投稿とかも、ちょっと違うかなと思ったらお断りすることはあります。やっぱり思ってないのに言うのはできないタイプなので…。
関心を持てない分野や、自分が自信を持っておすすめできないのは、無理して投稿してもしょうがないかなと。

好きだからやる、いいと思ったものを撮る、というのはとてもシンプルで合理的な考えだ。またInstagram上での反応についても、そこまで気にしていないという。

asu_chinさん
自分の写真を好きだと言ってくれる人はフォローしてくれれば嬉しいけど、フォロワーさんの反応に合わせてものを作るとか、撮影の方向を決めるということはしてないです。無理してまでは続けられないから、自分のペースでやっています。

あくまで、自分のペースで。そのやわらかい話し方からはいい意味で“ゆるさ”を感じるが、自分が良いと思える写真を撮るための追求心は人一倍強い。

asu_chinさん
気に入った写真が撮れなければ、ずっと撮り続けています。なのでアイス系のスイーツとかは、結構溶けてきちゃったりしますね(笑)
あまり考えずにその場で撮るから、あとから見返してみると、気に入らないものとか納得いかないものもたくさんあるし。自分の中で納得いくものだけを出しています。

asu_chinさんの写真といえば、その統一された素敵な世界観もさることながら、温度感や食感をつい想像してしまうような美味しそうなスイーツが何より魅力。
食べ物を美味しく撮る時のコツなどはあるのだろうか。

asu_chinさん
んー・・・撮りたいもの以外はピントをぼかして撮るとかそのくらいですかね。

あとは日が入りすぎると逆に明るくなりすぎちゃって、あまり自分好みな写真ではないんです。どちらかと言うと朝ではなく昼下がりくらいの時間帯に、シャッターを閉めて直射日光が当たらないように撮影をするくらい!やっぱり直接日が当たるとうまく撮れないので。

これは好みですが、背景が少し暗めの方が自分の中では好きな雰囲気なんです。
食べ物を撮ることにおいては、最近はこうやって撮ると美味しそうかなという、自分なりの方向性が見えてきたかなと思います。

「そこまで大したことはやっていない」という風に話すが、聞けば聞くほどこだわりがどんどん見えてくる。

asu_chinさん
スイーツと言うとカラフルで甘い雰囲気のものが多いけど、自分はあまり可愛らし過ぎるのは好みではないんです。
少し青みのある雰囲気の写真が好きなので、補正時は“暖かさ”を弱めたり。でもその分明るさや彩度を上げることで、食べ物がちょっと美味しそうに見えたりする。

毎回お決まりの補正があるわけではなく、やる時もあればやらない時もありますし、写真によってどんな風に補正するかはまちまちです。

自分の好きな世界観が明確にあり、それを形にするために撮影から補正まで手を抜かない。
普段参考にしているものや、インスピレーションを得る場所についても聞いてみた。

asu_chinさん
色々な雑誌を見たり、WEB上でメディアやSNSを見たりして、こんな盛り付けかわいいな〜くらいの感じで頭の片隅に入れておくことはあります。丸々真似するのはちょっと嫌なので、参考にして自分でアレンジするっていう形でやることが多いんです。
お菓子作りも専門で勉強していたわけではないので、まずはネットなどでレシピを見てイメージを膨らませてから、アレンジしてみるとか。

ここ数年で企業からの依頼もどんどん増えているasu_chinさん。
最後に、撮影の仕事を受けた時に気を付けてることについて話してもらった。

asu_chinさん
気をつけている部分は、まずは「指定された要望にきっちり沿う」というところは、当たり前ですが一番大事にしています。指定の要望をクリアしつつ自分らしさを出すのは、やっぱり少し難しいですが、せっかく自分を選んで依頼をしてくれているので、期待に応えられるように頑張っています。

あとは商品のパッケージを入れるとどうしても似たような構図になってしまうので、どうすればありきたりな写真にならないかというのも、いつも試行錯誤してますね。

インタビューを通して、彼女の力まないスタンスと、ふわふわと漂うようなやわからい人柄が見えてきた。一方で自分が好きな世界観やイメージは明確にあり、それを表現できるまでとことん突き詰めるこだわりの強さを持つ。

そのやわらかさの強さの絶妙なバランスが、asu_chinさん特有の素敵な世界観を作り出しているのだと感じた。おそらくこれからも、自分がいいなと思ったものを引き受けて、その感性とこだわりでいい写真を撮っていくのだろう。

そんな彼女にお仕事をお願いしたい企業さんからのお問い合わせは、こちらから。

 

■人生が変わった1枚

パンケーキにメープルシロップを垂らした“たらりんぴっく”の一枚。
「自分的にはかっこよかったりスタイリッシュな写真を撮りたいと常々思っているので、これは結構イメージ通りに撮れたというのもありますし、コメントや反応も多くいただいたので印象に残っています」と話してくれた。

■撮影機材

・Nikon 3500
・SIGMA 単焦点
・Snapseed、Instagram

■得意なジャンル

・スイーツ
・カフェ

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